精神科医であり、ご住職でもある、川野泰周氏の著書『半分、減らす』(出版社:三笠書房)のオーディオブック版を拝聴しました。
私自身、やるべきことがたくさんあり、疲れていたので、やるべきことを減らすヒントが欲しかったので、この題名に惹かれました。
川野さんは、精神科医の仕事は、苦手な書類作成の仕事が多くて大変だった、と言います。
一つ5分としても、その分、患者さんと接する時間を減らさなくてはなりません。
ある時、医療事務スタッフは知識もあり、書類作成がうまいので、手伝ってもらうことを考えました。
お願いすると、二つ返事で引き受けてくれ、サクサクと終わらせてくれました。
川野さんは仲間を信頼することと、適材適所を学んだそうです。
仕事を分かち合えれば、任された方も収入になり、任す方も休めて、元気が回復する可能性を秘めています。
自分が嫌いな仕事は、他人も嫌いだと思いがちですが、自分にとって負担になることも、他人にとっては、それほど負担に感じないと言う場合もあるので、人を信頼し、任せることを学ぶのは大事なことだと思いました。